Futo製品開発ストーリーThe Story Behind Futo
Introduction名古屋紡績を選んだきっかけは?
KINTO 坂田様2024年の展示会にて名古屋紡績さんのブースを訪れたことがきっかけです。当時Tシャツの縫製をしてくださる会社を探していたのですが、名古屋紡績さんが生地だけでなく製品を展示されていて、イメージがつきやすかったことが印象に残っています。実際の担当の方とお話しして見ると、糸から製品まで知識が豊富で深く、こちらの要望に対してのぴったりの生地をご提案くださいました。
CHAPTER 1Futoロングスリーブカットソー発注のご要望
より着心地を重視した
日々の定番を作ること
KINTO 坂田様「新しいもの」を生み出すのではなく、より着心地の良い「定番」をつくることを一番のコンセプトに、生地探しを始めました。その中で名古屋紡績さんからご提案いただいた吊編み生地は、極上の肌触りで、やわらかさと丈夫さが長く持続する点に魅力を感じ、選びました。染色や仕上げにおいても、生地本来の風合いを損なわないということを第一に、加工方法等を調整いただきました。
CHAPTER 2Futoニット受注からの構想〜提案
最高の風合い
和歌山 吊り編み
名古屋紡績 担当者数あるサンプルの中から一瞬でした。「この風合いのいい生地は何ですか」それこそが吊り編みの天竺でした。生地に余分なテンションをかけず、重力を利用しゆっくりと編み下ろすことで、綿本来の膨らみと柔らかさを最大限に引き出し、空気を含んだような軽さと優しい肌触りが特徴の生地です。染め加工も綿の良さを最大限に生かしてくれる工場をセレクトしKINTOさんが納得してもらえる工程をチョイスしました。
CHAPTER 3Futoニット完成の感想(想い)
生地と向き合い、
削ぎ落としてたどり着いた答え
KINTO 坂田様シンプルなかたちだからこそ、生地そのものの良さを存分に感じられる一枚に仕上がったと感じています。風合いを直接味わえるよう、無駄な要素は排除し、品質表示はプリントで施したいなど、細かな要望にも名古屋紡績様は何度もテストを重ねて応えてくださいました。その結果、いっさい妥協のない商品が完成したと思っています。
CHAPTER 4Futoニット開発の総括
伝統を、
現代の日常へ繋ぐ架け橋として
名古屋紡績 担当者私たちの役割は、単に生地を届けることではありません。職人が守り続けてきた希少な「技術」と、お客様が描く理想の「ビジョン」を、最高の形で結びつけることだと考えています。
今回のプロジェクトでは、効率が優先される現代において、あえて手間と時間の要する「吊り編み」を選び、何度も調整を繰り返しました。KINTO様の「一切妥協しない」という強い想いに応えることは、私たちにとっても改めてモノづくりの原点に立ち返る貴重な経験となりました。
完成したのは、単なるTシャツではなく、日本の職人の技術によって生み出された至高の一点です。袖を通すたびに、その風合いと想いを感じていただける一着になれば、これ以上の喜びはありません。